CentosをVMwareなどの仮想環境にインストールしていると
インストール中に画面が溢れて「いらっ!!」とする事ありませんか?
そうこんな感じです。
今回はこんな状況を回避する
「インストール時の解像度を変更する」方法の紹介です。
目次
インストーラーの画面解像度の変更方法
画面解像度を変更するには,「起動オプション」を変更します。
起動オプションの変更方法
起動オプションの変更は
インストーラー起動後の画面で
「Install CentOS Linux x.xx.xxxx」部分にカーソルを当てて
「Tab」キーを押します。
「Tab」を押すと画面したに現在の起動オプションが表示されます。
デフォルトの状態(今回はCentOS 8.0.1905を参考にしています。)では
「vmlinux initrd=initrd.img insta.stage2~hd:LABEL=xxxxx quiet」
と表示されている想定です。
この部分を編集していきます。
起動オプションの変更 (inst.resolution=の追加)
編集可能となった起動オプションの 「quiet」の手前に
「inst.resolution=」パラメータを追加します。
「inst.resolution=」は画面解像度を指定するパラメータで
値はNxM形式で指定します。
Nは画面の幅で、Mは画面の高さ (ピクセル単位)です。
NとMの間の「x」はアルファベットの「エックス」の小文字を用います。
※注意:サポートされる最小解像度は 1024x768です。
この値より小さなものを指定しても画面は変更されませんでした
(変更の例)
変更前:vmlinux initrd=initrd.img insta.stage2~hd:LABEL=xxxxx quiet
変更後:vmlinux initrd=initrd.img insta.stage2~hd:LABEL=xxxxx inst.resolution=1024x768 quiet
下の画面は変更後の状態です。
この状態でパラメータを確定しインストーラーを起動します。
解像度変更後の動作
パラメータが上手く反映されれば下の画面のように解像度が変更されます。
おめでとう!これでイライラする事もなくなりました。
参考になれば幸いです。
(参考資料)Red Hatマニュアル [高度な RHEL インストールの実行]
起動プションはRed Hatのマニュアルが参考になります。
参照資料は
参考資料の場所
高度な RHEL インストールの実行
14.5. コンソール起動オプション
部分となります。
「inst.resolution=」部分抜粋
inst.resolution=
inst.resolution= オプションを使用して、グラフィカルモードで、画面の解像度を指定します。
形式は NxM です。N は画面の幅で、M は画面の高さ (ピクセル単位) です。
サポートされる最小解像度は 1024x768 です。
試した環境
ホストOS
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013) macOS Catalina システムのバージョン: macOS 10.15.2 (19C57) カーネルのバージョン: Darwin 19.2.0
仮想化基盤
VMware Fusion Pro 11.5.1 (15018442)
ゲストOS
[root@localhost ~]# cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 8.0.1905 (Core) [root@localhost ~]# uname -a Linux localhost.localdomain 4.18.0-80.el8.x86_64 #1 SMP Tue Jun 4 23:39:32 UTC 2019 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux [root@localhost ~]#