一馬力のメモ帳

MVSからLinuxまで。基盤屋さんは眠らない

Red Hat Enterprise Linux 8をデフォルトでインストールする

Red Hat Enterprise Linux 8が2019/5/7にリリースされました。

Red Hat Enterprise Linux 8 now generally available
 https://developers.redhat.com/blog/2019/05/07/red-hat-enterprise-linux-8-now-generally-available/

RHEL8ではデスクトップ環境がKDEからGNOMEに変更されたようです。

この記事ではインストールステップでオプションを何も変更せず
デフォルトでRHEL8をインストールしてみます。

インストールは仮想基盤(VMware Fusion11)を利用しています。
物理機にインストールする場合や別の仮想化基盤にインストールする場合は
記事の前半を読み飛ばして「 Red Hat Enterprise Linux 8のインストール」から確認してください

エンタープライズ用途でVMware ESXiにインストールする場合は
過去記事にインストール方法をまとめていますので
こちらを参考にしてください

 VMware ESXi 6.7.0u2へのRed Hat Enterprise Linux 8インストールとサポートOS解説  https://ichibariki.hatenablog.com/entry/2019/05/26/173448

それでは早速インストールを初めてみましょう!

目次


 VMware Fusion11での新規VMの作成

VMware Fusion11のメニューから「新規」…を選択します。

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インストール方法を選択

「ディスクまたはイメージからインストール」を選択し
「続ける」をクリックします。

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仮想マシンを作成

RHEL8.0のインストールisoイメージを選択し「続ける」をクリックします。

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Linux簡易インストール

簡易インストールの画面は何も設定せずに「続ける」をクリックします
※先のRHEL8のインストール手順で設定します。

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ファームウェアタイプを選択

「レガシーBIOS」を選択
大きなディスクを使いたいなどの要件がある場合はUEFIを選択してください。

※REHL6時代のマニュアルにBIOSUEFIの記載があります。

E.2.1. BIOS ベースの x86 システムでの GRUB とブートプロセス
 https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/6/html/installation_guide/s1-grub-whatis#s2-grub-whatis-booting-bios

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f:id:htbariki:20190526212403p:plain ここまで仮想マシンの作成は完了です。

引き続きOSをインストールしていきます。

 Red Hat Enterprise Linux 8のインストール

仮想マシンが準備できたので早速インストールを進めていきます

  RHEL8 インストラーの動作モード選択

Red Hat Enterprise Linux 8.0.0」を選択してEnter

※1分後何もしないと、自動でインストールモードで起動します。

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言語の選択

言語の選択  
“日本語"を選択する

★ポイント★

初期画面では世界中の言語がリストアップされている  
日本語を簡単に下がるには画面右下のテキストボックスにjapaneseの”j”を入力すると  
簡単に”日本語”を見つける事ができる  

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  「インストールの概要」画面

「!」マークのついた項目が必須の設定箇所となります。

今回は特に「!」がついた所がなかったので、そのまま先に進めます。
「インストール開始」をクリックします。

※画面が切れているのは VMware Fusion11のバグですかね?
 改善されるのを待ちたいと思います

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インストールが開始されます

rootパスワードの設定

rootパスワードを設定します。

インディケーターにパスワードの強度が表示されます。

弱いパスワードとならないよう注意しましょう

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再起動

インストールが完了すると,「再起動」を求められる。

「再起動」ボタンをクリックします

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初期セットアップ

RHEL8.0をデフォルトでインストールするとデスクトップが起動します。
RHEL8系ではKDEからGNOMEに変更となりました。

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ライセンス

必須の項目に「!」が表示されています。
デフォルトでインストールした場合に表示されるのは
「LICENSING」部分。ここをクリックして先に進みます。

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ライセンス条項を確認して「ライセンス契約に同意します。」をチェックし「完了」をクリックします。

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「!」マークがなくなった事を確認して「設定の完了」をクリックします。

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RHEL8.0のデスクトップ

RHEL8.0のデスクトップが表示されます。
背景に8をもじった無限マークが表示されています。

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ようこそ画面と設定の追加

続いて「ようこそ」の画面が起動されます。
「次へ」をクリックして画面を進めます。

必要な項目があれば追加の設定を実施します。

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プライバシー「位置情報サービス」の確認

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オンラインアカウントの確認

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ユーザー情報の入力

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準備完了

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初回ログイン

前の項目でセットアップしたユーザーのログイン画面が表示されます。

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パスワードを入力して「サインイン」します。

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「はじめて使う方へ」とGUNOMEのヘルプが表示されます。
RHEL7系でKDEを利用していた人は一読しても良いかもしれません。

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試した環境

ホストOS

Apple iMac 21.5インチ 1.6GHz Corei5 8GB 1TB MK142J/A

iMac (27-inch, Mid 2010)

macOS High Sierra
 システムのバージョン:    macOS 10.14.3 (18D109)
 カーネルのバージョン:    Darwin 18.2.0

仮想化基盤

VMware Fusion Pro 11.1.0 (13668589)