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Evernoteの不要ファイルを削除してOSの空き容量を増やす方法(macOS)

我が家のMacBook Proは『Retina, 13-inch, Late 2013』モデルです。
ディスク容量は『250GB』のためいつも空き容量が少ない状態です。

ディスクの使用状況の確認は

  • このマックについて > ストレージ


を確認しているのですが、なぜか「その他」の容量が増えていく日々。
このまま「その他」の容量が増えていくとアップデートもできない状態になってしまいます。
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この記事は,空き容量をEvernote不要キャッシュの削除で解決した話です。

目次


Evernoteの利用状況

不要キャッシュの削除に入る前に,現在のEvernoteの利用状況を確認します。

  • Evernoteの利用期間

    • 開始:2007年

    • 継続:13年

  • 保存されているノートの規模

    • ノート数:15,000個

    • ノートブック数:約120個

どうでしょうか?
この規模のノートを保管していればヘビーユーザーを自称しても良いですかね?

「その他」領域が増えているMacBook Proは2013年から7年ほど使い続けています。
この間Evernoteはバージョンアップを重ねて現在の最新版は「v10.5.7」。 最近バージョンアップは確かに改悪と言われることもありますが,10年以上変わらずデータを保存し続けられるサービスの継続性は本当にありがたいです。

 このあと紹介するキャッシュの削除は長期間利用し続けているヘビーユーザーにこそ有効な手順になります。長く使い続けるためにも、一度大掃除を済ませてしまいしょう!

「その他」の領域増加の原因を探す

macユーザを悩ます「その他」の領域。80GBもの容量が「その他」扱いになって邪魔で仕方がありません。

ディレクトリ毎の使用量を確認していくと,「/Users/ユーザ名/Library/」のディレクトリ容量が大きい!
特にフォルダにEvernoteの名前がついたフォルダの容量が20GB以上の容量を使っているじゃないですか!

私の環境で特に容量が大きかったフォルダは2つ

-   /Users/ユーザー名/Library/ApplicationSupport/Evernote -   /Users/ユーザー名/Library/Group Containers/謎の文字列.com.evernote.Evernote

2つ合わせて40GB以上を使っていました。

Evernoteのローカルストレージ?

この2つのフォルダ,調べてみるとEvernoteのローカルストレージとのこと。
Evernoteを利用したときにクラウドからダウンロードされて保存されるデータのようです。

しかもこのディレクトリ。古いEvernoteのバージョンで利用されていたディレクトリ!
Evernoteのユーザフォーラムを探してみるとversion10以前で利用されていたディレクトリのようです。

なんてこった。大事に大事に何年も保存していた容量がすでに使っていない容量だったとは、、、。

不要データ(古いEvernoteローカルストレージ)の削除の方法を3Stepで紹介

古いバージョンで利用されていたディレクトリと分かったならば、このデータはすでにゴミ。
不要なゴミはゴミ箱へ捨ててしまいしょう。

  • 注意点

    • これから紹介する手順はサポート公式の方法では無いです。
    • 自信がない。心配だと言う場合はEvernoteのサポートに確認してから削除してください。
    • 利用は自己責任でお願いします。
    • 削除の前にタイムマシーンなどでバックアップを取っておくとより安心です。

削除の方針

削除の方針としては以下の2点。一度Evernote関連のデータをきれいに削除してしまおう!という作戦です。

  • Evernoteを一度アンイストールする。
  • 「Evernote」名前がついたフォルダはすべて削除する

Step1. Evernoteアインストール

まずはじめにEvernoteをアンイストールします。
アンイストール手順はEvernoteヘルプを確認して実施します。

Evernoteヘルプへのリンク:
https://help.evernote.com/hc/ja/articles/208314248-Evernote-を再インストールする

Step2. 不要ファイルの削除

不要ファイルを削除します。
対象は下に書いたディレクトリ配下の「Evernote」の名前がつくディレクトリすべて
〜/com.evernoteフォルダや〜/com.evernote.EvernoteHelper/フォルダなどEvernoteの名前がつくものはじゃんじゃん消していきます。

  • 対象フォルダ(このフォルダ配下のEvernoteの名前がつくディレクトリを削除する)

    • /Users/MBPR/Library/Containers
    • /Users/MBPR/Library/Group Containers
    • /Users/MBPR/Library/ApplicationSupport/

Step3. Evernoteの再インストール

削除が終わったらEvernoteを再インストールしてゴミ掃除は完了です。

削除後の「その他」の容量

上のステップをすべて実施したあとの「その他」の容量を確認すると「21.51GB」になりました。
「79GB」もあった「その他」の中身の60GB近くがEvernote関連だったとは、、。

これでしばらくストレージの空き容量に悩まされる事が無くなりそうです。

参考:削除後のストレージ容量 f:id:htbariki:20210117180543p:plain

まとめ

  • その他の容量が大きいのはEvernoteのせいかも
  • 過去のバージョンから長期間使っていれば試してみる価値有り

参考になれば幸いです。

参考資料

Evernoteフォーラム

試した環境

ホストOS

MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
macOS Catalina
  システムのバージョン:    macOS 10.15.7 (19H114)
  カーネルのバージョン:    Darwin 19.6.0

Evernote

v 10.5.7 ビルド 2171 public  
  エディタ: v114.1.14753  
  サービス: v1.25.2