一馬力のメモ帳

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CentOS8.0(1905)のインストール - VMware Fusion -

2019/9/24にCentOS8.0がリリースされています。

[CentOS-announce] Release for CentOS Linux 8 and CentOS Streams
 https://lists.centos.org/pipermail/centos-announce/2019-September/023449.html 

今回はCentOS8.0を最小構成でインストールする話です。
仮想化基盤はVMware Fusionを利用しています。

CentOS8 x VMware Fusionユーザーは初めから
CentOS8のインストールだけ知りたい人は目次から
必要な部分を確認してください。

※注意※インストールはISOイメージの利用を想定しています。
事前にCentOS.orgから「CentOS-8-x86_64-1905-dvd1.iso」をダウンロードしておきます。 

目次


VMware Fusionのセットアップ

インストールの前にVMware Fusion
仮想マシンの準備を進めます。

新規仮想マシンの作成

VMware Fusion のメニューから

ファイル > 新規
を選択します。

f:id:htbariki:20200119165006p:plain

インストール方法を選択

インストール方法の選択画面の上段にある枠の中に
事前にダウンロードしておたISOイメージ

CentOS-8-x86_64-1905-dvd1.iso」

を枠の中にドロップします。

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新しい仮想マシンを作成

前のステップで選択したディスクイメージが表示されていることを確認して
「続ける」をクリックします。
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簡易インストール

「簡易インストールを使用」のチェックを外して
「続ける」をクリックします。

※デフォルトのままではOS種別が古い状態(CentOS5以前)になっているため
簡易インストールは行いません。
f:id:htbariki:20200119164917p:plain

設定のカスタマイズ

ゲストOSの種別を変更するために
「設定のカスタマイズ」をクリックします。
f:id:htbariki:20200119165017p:plain

仮想マシンの保存

仮想マシンの名前と保存場所を確認して
「保存」をクリックします。

f:id:htbariki:20200119164812p:plain

システム設定:一般

「システム設定>一般」をクリックします。

f:id:htbariki:20200119164806p:plain

「OS」部分を選択して表示されたリストから 「Red Hat Enterprise Linux 8 」をクリックします。
※このバージョンのVMware Fusionではリスト上の最新CentOSは7でした。
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CentOS8がリスト上にないのでRHEL8を選択します。

f:id:htbariki:20200119164923p:plain

(参考)VMware Fusion11.5とCentOS8のサポート状況

参考までにサポート状況を確認するページを紹介しておきます。
VMwareのホストOS x ゲストOSのサポートは
VMware Compatibility Guideで確認する事ができます。

VMware Compatibility Guide
https://www.vmware.com/resources/compatibility/detail.php?deviceCategory=software&testConfig=16&productid=49126&supRel=496,&deviceCategory=software&details=1&partner=272&releases=496&productNames=4&osFamily=2&page=1&display_interval=10&sortColumn=Partner&sortOrder=Asc&testConfig=16 

CentOS 8 のインストール

 仮想マシンの起動

VMware Fusionの画面から
前のステップで準備した仮想マシンを実行します。

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インストール画面

一番初めに表示されるインストール画面から
「Install CentOS Linux 8.0.1905」を選択します。

f:id:htbariki:20200119164927p:plain

選択後インストーラーが起動していきます。
この時点ではまで仮想マシンCentOSはインストールされていません。

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f:id:htbariki:20200119164831p:plain

利用言語の選択

インストーラーで利用する言語を選択します。
利用できるリストは大量にあるため
画面下のテキストボックスにjapaneseの「j」を入力して
リストを絞り込みます。

f:id:htbariki:20200119165000p:plain

日本語を選択したら「続行」をクリックします。

f:id:htbariki:20200119164954p:plain

インストール時選択する場所3つ

インストーラー画面からカスタマイズ可能なメニューが表示されます。
ここで選択が必要な場所は「!」が表示された部分

※「!」をすべて消さないとインストールを開始できません。

おすすめは

  • インストール先
  • ソフトウェアの選択
  • 時刻と日付

の3箇所です。
f:id:htbariki:20200119165022p:plain (参考)インストール時の画面解像度を変更する方法

インストール時に画面が溢れてイラッ!とした人は
過去記事を参考にしてみてください。

インストール先の設定

インストール先の設定はOSをインストールするディスクとパーティションを選択します。
デフォルトのままで問題なけれは何も変更なしで「完了」をクリックしてOKです。

f:id:htbariki:20200119164800p:plain

ソフトウェアの選択

今回は最小構成でインストールを行うので
「最小限のインストール」を選択して「完了」をクリックします。

f:id:htbariki:20200119164940p:plain

日付と時刻の設定

日付と時刻の設定ではタイムゾーンを設定します。
下の画面では日本を選択した場合になっています。

f:id:htbariki:20200119164908p:plain

ここまで設定が完了したら
「インストールの開始」をクリックしてインストールを開始します。

rootパスワードの設定

インストールを開始すると
rootパスワードの設定を求められます

「rootパスワード」をクリックして設定を進めます

f:id:htbariki:20200119164843p:plain

パスワードの入力が完了したら「完了」をクリックしてください

f:id:htbariki:20200119164900p:plain

インストールの完了->再起動

インストールが完了したら再起動してインストール完了です。

f:id:htbariki:20200119164933p:plain

CentOS8.0の起動

初回起動で表示された「login: 」部分に前のステップで設定した rootのパスワードを利用してOSにログインします。

ログインできればインストール完了です。

f:id:htbariki:20200119164825p:plain 参考になれば幸いです。

試した環境

ホストOS

2500/15.4 MJLT2J/A MacBook Pro Retinaディスプレイ

MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
macOS Catalina
  システムのバージョン:    macOS 10.15.2 (19C57)
  カーネルのバージョン:    Darwin 19.2.0

仮想化基盤

VMware Fusion Pro 11.5.1 (15018442)

ゲストOS

[root@localhost ~]# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 8.0.1905 (Core)
[root@localhost ~]# uname -a
Linux localhost.localdomain 4.18.0-80.el8.x86_64 #1 SMP Tue Jun 4 23:39:32 UTC 2019 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
[root@localhost ~]#